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2024.07.03
お子さまのご自宅でのピアノ練習で親御さまにお願いしたいポイント
皆さま、こんにちは。東京ルクスピアノ教室、講師の小谷です。
はやいもので新年度もはや二ヶ月が過ぎ、お子さまたちも新しい生活に慣れてきた頃かと思います。
子どもたちが、目をキラキラさせながら話してくれる新生活の出来事を聞くことが、私のレッスン中の楽しみの一つでもあります。
さて、これまでのブログでは練習方法や上達への近道をお伝えしましたが、今回は親御さまの目線に立ち、お家での練習の中で見るべきポイントについてお話ししたいと思います。
毎日練習する習慣をつけるために
ピアノは「一日練習をサボると感覚を取り戻すまでに三日かかる」といわれています。日々の反復練習が何より大切ということですね。
人間は誰しも忘れてしまう生き物ですので、繰り返し練習することで、頭や身体にインプットしていかなければなりません。
ただ学校や習い事で忙しい日々を送っている子どもたちにとって、毎日ピアノを練習することは簡単なことではないと思います。
そこで、親御さまのご協力が必要不可欠です。
ピアノ練習の習慣は何かとセットで
練習をした後におやつの時間にしよう
お風呂に入る前にひと通りおさらいしてから入ろうね
というように、なにかとセットで行うと良いでしょう。
ピアノ練習を日常の一部に
服を着る、ご飯を食べる、歯を磨く
といった日常の当たり前にピアノをプラスすることを意識してみてください。
例え10分でも15分でも良いので、毎日ピアノに触れる習慣をつけましょう。
毎日せずにはいられない、練習しないとなんだか気持ちわるい、そんなふうに感じられればもうこっちのもの!定着しているサインです。日常の一部に取り入れてさえしまえば、2日に1回練習するよりも、毎日練習する方が楽だったりするわけです。
定着するまではご家族の皆さまのご協力が必要です。少し大変に思われるかもしれませんが、習慣化できればお子さまが自ら行動できるようになるはずです。このチカラはピアノだけでなくほかのことにも必ず役に立ちます。是非小さい頃から取り入れてくださいね。
ピアノ経験のない親御さまでもできる声掛けのポイント
ピアノ経験者でない親御さまにとっては、お子さまの練習に対して、何をアドバイスすればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
「間違ったことを教えても…」と口を出さずに見守っておられる親御さまもいらっしゃるかと思います。
そこで、ピアノ経験のない親御さまでも実践していただける声掛けポイントを4つご紹介いたします。
ピアノを弾くときの姿勢
椅子は鍵盤の幅の中央に置き、やや浅めに座るようにしてください。お子さまの身長に合わせて、手首や肘が鍵盤の高さと同じになるよう調節します。また、足をぶらぶらしないよう足台等に足裏をぴったりとつけて体を支えます。
背筋を伸ばし、肩が上がらないように気をつけて見てあげてください。
ピアノを弾くときの手の形
手のひらに卵を持っているようなイメージで、鍵盤に手を置きます。
弾くことでいっぱいいっぱいの子どもたちは、手の形を継続して意識できません。
手首が下がり、指を伸ばした状態で練習していたら「卵潰れてるよ〜!」と声をかけてあげてください。
練習時のテンポ設定
私が子どもの頃もそうでしたが、、、簡単なところは速く、難しいところはゆっくり弾くという自分勝手なテンポ設定はNGです。この練習をしても、いつまで経っても上達しません。
ただ意識だけで変えられることではないので、是非メトロノームを取り入れてみてください。まずは超超超スローな速度からはじめましょう。
メトロノームに合わせようとよく聞くことで、耳の訓練にもなります。
曲のイメージの構築
ここはどういう気持ちで弾いているの?どんな景色だろう?おうちの方が質問することで、今一度自分の音楽を見つめなおすきっかけになります。曲の雰囲気だけでなく、曲のタイトルや、作曲家について、国について、時代について、、曲に関することならどんなことでも大丈夫です。
お子さまの想像力は大人が思っている以上にすごいのですが、それを自分で組み立てるのが苦手だったり、、言葉にすることが難しかったりします。おはなしを通して少しのサポートをすることで音楽の方向性が明確になり、よりイメージが膨らむことでしょう。
毎日のピアノ練習についてお子さまと話し合ってみましょう
ピアノは、お家でどれだけ練習するかで上達のスピードが格段に違ってきます。
また毎日しっかり練習することで、週一回のレッスンが実りあるものになり、どんどん上達していきます。
ただし、闇雲に弾けばいいのではなく姿勢や指の形をきちんと修正していけるように、頭を使いながら練習をしなければいけません。
今一度、練習時間の取り方、練習のやり方をお子さまと話し合ってみてくださいね。
東京ルクスピアノ教室 講師 小谷 彩歌
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