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2021.10.21
TBSテレビ「神業チャレンジ」の「神業ピアノ」をサポートしました
東京ルクスピアノ教室の岡本です。
今回のブログは、テレビ番組のサポートのお仕事と、その中で出てきた3度の和音進行についてご紹介します。
「再現できたら100万円!THE神業チャレンジ」のお手伝いをしました!
2021年9月19日に放送された、TBSテレビの「再現できたら100万円!THE神業チャレンジ」という番組の中の「神業ピアノ」のお手伝いをしました。
誰もが知っているジブリのメドレーを、芸能人の方が目隠しで演奏して3回までの間違いなら100万円がもらえるという、夢のような企画です。
私自身、目隠しをしてピアノを弾いた経験はもちろんないので、企画を聞かされた時は驚きました(笑)。
私も今回、目隠しピアノに挑戦してみましたが結構難しいんです。
私は3人の芸能人の方の演奏を審査したのですが、みなさんお忙しいはずなのに、クオリティも高く、努力されていて、本当にすごいなと思いました。
番組を見ていただきありがとうございます
教室の生徒さんや保護者の方、その他大勢の方がこの番組を見て下さり「先生テレビに映ってたねー!観たよー!!」「先生ってそんなすごかったのー?!」と、たくさんの反応がありました😊
特に嬉しかったのは、「私もジブリの曲を弾いてみたいんだけど、先生教えてくれる?」と言ってくれた生徒さんがいて、あの番組がきっかけで自発的に弾きたい!頑張ってみたい!という気持ちを持ってくれたことです。
今回のお仕事は
- ・演奏シミュレーションでの楽譜のチェック
- ・模範演奏の収録
- ・芸能人の方の審査
が主な内容でした。
その中でも「演奏シミュレーションンでの楽譜チェック」の時に感じたことがありました。
三度の和音を連続で弾くことは難しいです
今回番組で演奏されたジブリメドレーは、オンエアまでに長い過程があり、楽譜についても
シミュレーションで何度も試奏して、音やリズムの細かいところを改善していきました。
最初の楽譜には、三度の和音が連続で使われていました。
これは目隠しをしていなくてもテクニック的に難易度が高かったため、オンエアでは改良したものが使われました。
三度の和音というのは、「ド•ミ」「レ•ファ」「ミ•ソ」といった、三度の幅の音を同時に弾くこと意味します。
三度の和音を弾く上で最も重要なポイントは、『二音を同じタイミングで発音すること』言い換えれば、『二音をバラつかせないこと』です。
画像にあるように連続でしかも、レガートで弾かなければいけないのはとても難しいことなのです。
指の強さはそれぞれ違うし、指の長さもそれぞれ違います。
では、どのようなことを意識すればよいのでしょうか。
連続した三度の和音をきれいに弾くためには?
1.指の独立
ピアノには指づかいというものがあります。
右手左手それぞれの親指を①とし、そこから順番に⑤まで番号が決められています。
三度の和音が、どの指づかいの組み合わせでも対応できるように、それぞれの指を独立•分離させる必要があります。
人間の手の構造的に、④⑤の指は他の指と比べて弱く、また独立・分離が難しい指でもあるので、地道な練習や訓練をするしかありません。
2.脱力
ピアノを演奏する上でとても大切な脱力ですが、特に連続する三度の和音は余計な力が入っていると、弾けないのは当たり前です。さらには手を痛める原因にもなり得ます。
ピアノを弾く時の適切な脱力には、体のバランス、肩から腕の使い方など、手だけではなく様々な要素が必要です。
3.音の方向性と重みのかけ方
重みを乗せる場所(指)の重心をずらすことも必要です。
弾く音がどこに向かっているのかを意識して、それによって重みをかける方向を決めて演奏することが大切です。
4.リズム練習やアーティキュレーション組み合わせの練習
スタッカートの練習
付点のリズム練習
メトロノームを使って、とても遅いテンポから1メモリずつあげていく確実な練習
あえてアクセントをつける(アクセントの場所を変えての練習)
など
④と⑤の指を用いた3度の進行は、私たちプロにとってもかなり練習が必要な難しいパッセージなのです。
具体的な練習方法や練習教材などはまた改めて別のブログで紹介いたします♪
東京ルクスピアノ教室 講師 岡本千佳
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