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2024.03.05
ピアノを弾く前のウォーミングアップについて
皆さまこんにちは。
東京ルクスピアノ教室、講師の小谷です。
発表会を終えて、生徒の皆さんは新たな目標に向け、より一層力を入れて練習に励んでおられることと思います。
「次の発表会は、前回よりも難しい曲を弾けるようになりたい!」という向上心も感じられ私も誇らしく、とても嬉しく思っております。
一生懸命練習してきた成果を、レッスンや本番でより良く発揮できるよう、今日はピアノを弾く前のウォーミングアップについてお話ししたいと思います。
〈ピアノは全身を使って演奏するスポーツ〉
ピアノ演奏は、ただ指先だけを動かして音を奏でているわけではありません。
目や耳で得た情報を脳へ送り、脳から身体へ指令を送り、自分の理想とする音を全身で奏でることが求められます。
運動をする際には、必ずウォーミングアップで身体をほぐし、温めてから始めますよね。
実はピアノも同じように、身体をほぐし、温めることで余計な力が抜けて、より良い演奏が期待できます。
〈舞台裏でもできるウォーミングアップ〉
ここで、私も実際にやっているピアノを演奏する前のウォーミングアップとして、ほぐしてほしい箇所をいくつかご紹介します。
肩甲骨
腕は肩から先と思っている方が多くいらっしゃいますが、実は背中にある肩甲骨から繋がっています。
肩甲骨を意識しながら、肩を内側から外側へ大きく回すことで肩周りがスッキリして、自然と姿勢もよくなります。
肩甲骨は演奏前だけではなく、演奏中も常に意識をすることで、可動域が広がり、伸びやかな音へと繋がります。
下半身
上半身はもちろんのこと、下半身のストレッチも欠かさずに行うことが大切です。
広い音域を操る上半身を、しっかりと下半身で支えることで、安定した演奏に繋がります。
屈伸や伸脚をしたあとに全身の力を抜き、軽くジャンプをしてみてください。
余計な力が抜けた状態で演奏に挑めます。
また、自分の足裏で地球を温め支えるイメージ(自分が地球に乗っかっているのではなく)を持ってみてください。どっしりと構えて演奏することができるでしょう。
深呼吸
呼吸も肩甲骨と同様に、演奏中も意識すべき大切なポイントです。
緊張をすると、息を吸うばかりで、吐くことを忘れてしまいますよね。実は、演奏中も呼吸が浅くなり、知らぬ間に肩が上がり、浮ついた演奏になることもしばしば。
緊張をしている時こそ、大きく深呼吸をして全身を落ち着かせましょう。
〈ピアノを楽しく練習するためにも〉
ピアノは練習量ももちろん必要ですが、ただ闇雲に弾くだけでは上達しません。
自分の姿勢や、身体の使い方を客観的に見て、改善していく作業も大切です。
練習に行き詰まったら、一度手を休めて、是非身体をほぐしてみてくださいね。
東京ルクスピアノ教室 講師 小谷彩歌
こちらもご参照ください。
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