2022.03.23

TBS「神業チャレンジ（2022/1/4放送）」のピアノ企画に携わりました

東京ルクスピアノ教室の岡本です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。

すこし前になりますが、2022/1/4放送のTBS「再現できたら100万円！THE神業チャレンジ」のピアノ企画に携わり、ディズニーの曲をメドレーにアレンジしました✨

ディズニーの曲のメドレーは終盤に難しいパッセージを盛り込みました！

普通に弾くための楽譜ではなく、目隠しで弾くための楽譜を作るのは、前回同様苦労しました。
挑戦者全員が簡単に弾けてしまう楽譜だと面白くないですし、逆に曲の最初の方で失格になってしまうような鬼レベルの楽譜だと企画が成り立たないので、収録までドキドキでした！

曲の内容ですが、私は終盤に、難しいパッセージや速いパッセージを盛り込んですこーし意地悪な楽譜に仕上げたんです😁

収録の後、挑戦された芸能人の方たちと話すと、最後が難しかった🤣！！とか、弾ききれると思ったのに！とか、皆さん楽しそうに言ってくださったので、バランスよく作れた！と私は密かに心の中で喜んでおりました笑。

では、ピアノを演奏するときに「難しいパッセージ」や「速いパッセージ」はどうすれば弾きこなせるようになるか、少し書きたいと思います✨

「難しいパッセージ」や「速いパッセージ」を弾きこなすための練習について

いくら速いから、難しいからと、弾き飛ばしてしまっては何の意味もありません。
大まかな雰囲気は伝わりますが、中身がスカスカで立体的な音楽にはならないのです。
「中身がぎっしり詰まったあんぱん」と、「中身が空気いっぱいであんこがちょこっとしか入っていないあんぱん」皆さんはどちらを選びますか？また、どちらが美味しそうに見えますか？
私は迷わずぎっしりを選びます😆

どれだけテンポが速くても、どれだけ難しくても、中身の詰まった演奏をするためのポイントをご紹介いたします♫
ポイントはこの4つです！
①脱力
②メトロノームを2メモリずつ上げる練習
③リズムを変える練習
④アーティキュレーションを変える練習

①脱力
余計な力が入っていては、良い音楽が生まれません。表現の幅がかなり狭まってしまうのです。それに指が思うように動いてくれないので、手の故障にもなり得ます。
自分自身の身体と向き合い、脱力に意識を向けてみて下さい。

②メトロノームを2メモリずつ上げる練習
メトロノーム2メモリと聞くと、え？！たった2しか上げないの？と驚かれる方が多いです。でもそれを5回練習するとどうでしょう。10メモリも速度がアップするのです。
一度で10メモリもアップしまうと、ものすごくテンポの差を感じます。それに、急にテンポを上げても弾けないところは永遠に弾けないままですよね。2メモリずつのアップは、速度が変化する感覚があまりありません。遠回りに思われるかもしれませんが、着実に積み重ねることが大切です。

③リズムを変える練習
弾きにくい箇所を、付点のリズムや逆付点のリズム、8分音符と16分音符を組み合わせたリズム、など、いろんなバリエーションで弾いてみてください。楽譜通りに戻した時に違いを感じられるでしょう。

④アーティキュレーションを変える練習
アーティキュレーションを変えるというのは、演奏技法を変えるという意味です。楽譜通りに弾くのではなく、弾きにくい箇所をあえてスタッカートで弾いてみたり、アクセントの位置をかえたり、スラーで繋げてみたり、いろんな技法を試してみて下さい。視点を変えて弾くことで新たな発見が見つかるかもしれません。アーティキュレーションを変えて練習した後、楽譜通りに弾くと弾きやすくなっていることでしょう。

脱力、リズム練習については、後日詳しく書きたいと思います。

今回もブログをご覧いただきありがとうございました😊

【告知】
2022年3月25日19時〜
TBS「再現できたら100万円！THE神業チャレンジ」が放送されます！
今回も作曲や審査を担当しました！
ピアノは第三弾で、前回前々回に比べて更にバージョンアップしています！是非ご覧ください😊✨

東京ルクスピアノ教室　講師 岡本千佳

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ピアノが一生の宝物になるように
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